アウディは4日、ガソリン主力エンジン、「1.8TFSI」を一新し、欧州向けの『A5』シリーズから順次搭載すると発表した。
1.8TFSIは、1798ccの排気量を持った直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジン。新エンジンは、燃料噴射時の圧力を150バールから200バールにアップ。1サイクルにおいて、2回から3回の燃料噴射を行う。さらに、AVS(アウディ・バルブリフト・システム)を採用。2ステージでバルブリフト量をコントロールするなど、キメ細かい制御を可能にした。
これらの新技術導入により、新型1.8TFSIは、最大出力170ps/3800rpm、最大トルク32.6kgm/1400-3700rpmを獲得。現行型の160ps、25.5kgmに対して、10ps、7.1kgmの性能向上を実現する。
新エンジンを搭載した『A5クーペ』の場合、0-100km/h加速は7.9秒、最高速は230km/h。それでいて、欧州複合モード燃費は17.54km/リットル、CO2排出量は134g/km。従来比で燃費は21%、CO2排出量は2.5g/km改善させた。
アウディはエンジン単体重量に関して、「135kgから131.5kgへ軽量化した」と説明している。
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