2012年3月24日土曜日

アフガン乱射で米兵訴追 子供ら住民17人殺害容疑、死刑も


アフガニスタン駐留米軍は23日、同国南部の村で民家を襲撃し銃を乱射、住民17人を殺害したなどとして、殺人と殺人未遂などの容疑でロバート・ベイルズ2等軍曹(38)を訴追した。軍事法廷で審理され、有罪となれば死刑の公算が大きい。
 子供9人と女性4人を含む市民を無差別に殺害し、遺体を焼くなど犯行は悪質性が際立っており、アフガンと米国の双方で米軍の早期撤退を求める世論が強まった。軍事法廷の行方はオバマ政権のアフガン政策にも影響を与えかねない。
 弁護人は米メディアに対し、ベイルズ容疑者には事件当時のはっきりした記憶がないと主張し、刑事責任を問える精神状態か否かを争う意向を表明。イラクの戦場での負傷と、度重なる前線派遣によるストレスの影響が焦点となる。(共同)
 

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